いけない!?同居生活



それで、俺は。




春馬を護ろうと決めた。






春馬の、俺だけが知ってるあの笑顔。






同じ父親を持って。
俺は後ろ指を指される愛人の子どもで。


春馬は堂々としていいはずの本妻の子どもで。




それなのに、きっと笑えているのは俺の方で。




そんなの、おかしい。
生まれた場所で、笑えるか笑えないかが決まるなんて。




春馬だって、笑っていいはずだ。
笑うべきだ。




幸せになるべきだ。





そう思ったんだ。




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