いけない!?同居生活
第6章
決意の時
春さんがいなくなって、半年がたった。
何度も、春さんのお父さんの会社に行って、会わせてもらえるように訴えた。
倖也さんからも、直接連絡を取ってもらった。
でも。
どれも、全部拒絶された。
「春さん・・・」
「気を落とさないで。きっと戻ってくるって」
私は新しく始めた仕事の帰りに、バーによって誠さんに弱音を吐いてた。
うまくいかない。
春さんの事、支えたいって思ってた。
ずっと側にいたいって。
でも、私にできることは、こうして待ってることだけ。
「早く、戻ってくるといいですね」
爽やかな笑顔のバーテンダーがそう言った。
徹くん。
春さんの代わりに入ってきたバーテンダーだ。