いけない!?同居生活

乱暴に、ベッドの上にほおり投げると、ベッドのスプリングがギシギシと音を立てた。



｢春さ・・・、あの、どうして・・・｣



状況がいまいち理解できていない沙紀の言葉も聞かず、自分もベッドの上にあがると沙紀の腕を掴み頭上で拘束した。




｢春さん！？｣




沙紀の瞳に、恐怖が浮かぶ。


ズクン、ズクン、と頭痛が止まらない。




――大丈夫、気持ちいいことするだけだから




記憶の蓋が―――。




｢あたし、言ったわよね。自分の身は自分で護れって｣

｢え・・・？｣

｢あんな男に隙見せて、あたしがいなかったらどうなってたと思うの｣

｢春さ・・・？｣