いけない!?同居生活


「し・・・ぬ・・・・ぅ」




朝。
恐る恐る部屋を出ると、リビングで誠さんがぶっ倒れてた。




「ま、誠さん!大丈夫ですか!?」

「ああ・・・さっちゃん。おはよう・・・」



目の下のクマ。
誠さんも、眠れてないんだ。

そうだよね。
ずっと春さんに付き添ってたんだ。



「あの」

「大丈夫、さっちゃんは心配しないで。この借りはしっかり春に返してもらうから」

「春さんは・・・」

「珍しく、寝てる。明け方落ち着いて眠ったよ」




ホッと肩をおろす。
夜中の様子を思い出すと、すごく不安だった。




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