南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
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あれからもうすぐ1週間が過ぎようとしている。
校内は文化祭一色。
明日から始まる文化祭に、誰もがワクワクしているに違いない。
1週間前の私だって、文化祭…楽しみにしてたのに。
南くんとは…まるで、出会う前に戻ったみたいにお互いの存在を避けて生活している。
嶋中くんはあの後、すごく謝ってくれたけど、それはキスしたことに対してなのか…それとも南くんと私の関係が最悪なものへと化した事に対するものなのか。
そもそも…なんで嶋中くんは私にキスなんてしたんだろう。
時間が経ち、冷静になればなるほど湧き上がる疑問たち。
でもあの時の私は、そんなことどうでも良いと思ってしまうくらい
そりゃもう南くんのことで頭がいっぱいで、
挙句、実行委員で顔をあわせる嶋中くんとも気まずくなりたくなくて…
あーあ、何してるんだろう。
自己嫌悪が止まらない。
そんな、私を茉央ちゃんは毎日 励ましてくれてて…本当に良い友達持ったなぁ。
気付けば文化祭前日だって言うのに…このまま本当に南くんとは2度と話せないのかな。
当たり前だった南くんがいる世界。南くんに好きになって貰えなくても、私が追いかけてさえいれば……そう思ってた。
これだから南くんに”ばーか”って言われちゃうんだろうな。