南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )



しばらく見つめ合ったままの私たち。


こんな時だっていうのに…その鋭い視線に見つめられて鼻血でそう!!


「か、…こいい…」

「……なぁ。」



思わず口から零れた”かっこいい”

そんな私に口角を上げた南くんは言う。


「…する?」


「え?」


グッと距離を詰められて、瞬きをすることすらままならない。何これ!何これ!!!


南くんっ、私が南くんを好きだからって…な、何しても良いってわけじゃないんだからね??


いつもいつも私の心臓がどんなに過労してるか良い加減分かってほしい。


「す、するって……何を…」


私を空き教室の壁へと追いやれば、すかさず腕で逃げ場を塞がれる。



「…キス。」


「?!キ、キキキキキキス?!」




いや、南くんとのキスは初めてじゃない。でも…でも…


み、南くん…本気…??

最近、南くんが甘すぎて辛いんですけどどうしろっていうの?死ねって言うの?


「ほら、目ぇ閉じろよ。」


「み、南くっ」


「ん?」


ん?って!可愛い可愛い可愛い!、


そして近いぃぃ!!
ドクン、ドクン、ドクン…

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