南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )


「あ、南くん…えと、おはよう。」

「……。」


HRが終わり、待ちに待った10分休み。


意を決して声をかけた南くんの反応は、いつにも増して……冷たい。


いや、無視されるなんてことは日常茶飯事だし慣れっこのはずなんだけど、


なんて言うか、南くんのまとってる冷気が3割増し?


「……あの、」

「…なに?」


やっと返事が貰えたかと思えば、冷たくバッサリと切り捨てられる始末。


「…ど、どうかな?今日はちょっと頑張ってみたんだけど!!」


くるんっとした毛先をつまんでニコッと笑いかけてみる。

さすがの南くんだって、きっと…いや、絶対 可愛いって言ってくれるに決まってるよね!!

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