南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
「んー?…遅いなぁ…やっぱ怒ったかな?」
既読はすぐについたのに、メッセージは5分経った今もまだ返ってこない。
私のこと面倒になって既読スルー?大いにあり得る。
もう!!せめてスタンプくらい押して欲しかったんですけどー?!
ーー〜〜〜♪♪♪♪
「?!」
いきなり手元のスマホが着信を知らせた。
ま、まさかね?南くんが私に電話…なんてこと、
calling▷▷《 南 瀬 那 》
あった。
いきなりテンパり出す指たちに必死に指令を送って電話の応答ボタンへスライドさせる。
「も、もももしもし!?」
『……ん。』
「ど、どうしたの?南くん。」
受話器越し、南くんと繋がってる。ただそれだけなのにこんなにも幸せを貰えるんだからすごい。
『本気で告られたの?』
「う、うん…じ、自分でもビックリ!!どっちも修学旅行で…って。そのあと返事聞かせて欲しいって…。」
南くんからの初電話!足が地に着かない!浮いたままで失礼する←
記念すべき初電話の会話の内容は、まさかの私の告白されたネタになるとは…