南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
今日は18時発の新幹線で帰るため、17時半には駅に集合。
「最後に海遊館行こうよ!大きい水族館らしいよ!」
「あ、わ…私も行きたい!」
茉央ちゃんの提案に、大きく頷く黒崎ちゃん。
そんな2人を見て目を細めて笑う彼氏たちは大賛成とばかりに頷いて
「別にいーけど。」
南くんはどこでも…って感じだ。
「私も南くんがいればどこでも…」
「へぇ、俺がいればね。」
「へ…?えぇ!?い、今の声に出てたの?!なんで!?」
心の声をうっかり声に出してしまった私は今すぐ穴に埋まりたい。
恥ずかしくてこの場にいられない。
「何でそんなにばかなの?」
「っ///」
ふっと優しく笑いながら私に視線を落とした南くんがかっこよすぎて
ばかでいい、むしろばかで良かった!ばか最高!私はばか!!
なんて本気で思ってるから…間違いなくばかなんだと思うんだ。