南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )



「えぇぇぇえ!南くんがお熱?!」


おはようございます。
今日も、私は元気です。


ところが…


「そうなんだよ、南のやつ昨日の夜から熱が出てるらしくて。」

「そ、それは大変だ!」


朝、HRが終わった後、珍しく担任が私を呼んだ。

そして、南くんがまだ来てないことを疑問に思っていた私に、先生はすぐにベストアンサーをくれた。


「…で、南の家に帰りこれ届けてくれないか?明日までの提出なんだが、先生渡し忘れてて…」

「はいはいはいはい!!届けまーす!」

「いやー、森坂ならそう言ってくれると思ってたよ!じゃ、頼むな?」


こんなチャンスある?

先生から南くん家の地図と、書類の入った封筒を手渡され、ニヤニヤが止まらない。


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