南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )


————ピンポーンッ


多分、ここであってるはず…?

ふぅ、インターホンを鳴らす指が震えたのは初めて。


放課後、早く放課後になれ!と1日この時を楽しみに過ごしてきたものの、いざこうして南くんの家の前にいる状況に胸がドギマギしています。



—————ガチャッ


「……………何してんの?」

「あ、南くん!えと、こんにちわ?」


てっきり南くんのお母さんが出てくる展開を予想してたから、こうして顔を見て話せるなんて思ってなかったけど、


「………だから、何してんの?」

「えと、先生に頼まれて…それで、これ明日までに提出しなきゃいけない書類みたい。」


そう言いながら差し出す茶封筒。
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