南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
ーーーーーピロン♪
【いいけど、どうかした(>_<)?
私、南くんの家に行くね!】
数分後、届いたメッセージ。
どこまでもばかな佑麻へ返信。
【俺が会いたいから、会いに行く。
家で待ってろ。】
佑麻の家はこの前、送った時に覚えたし、理由は特にないけど”行け”って体が言っている。
俺はただ”おめでとう”を言いうために会いに行く。
誕生日だって知っていたら、直接言えたはずの”おめでとう”を言えなかったのが悔しかっただけで、別に佑麻に会いたいわけじゃない。
……って言ったら、佑麻は怒るのか。
いや、きっと
泣くんだろうな。
涙と鼻水でグチャグチャになりながら、
『南くん、ありがとう、大好き。』って。
そんな事を考えながら、俺は急いで家を出た。