南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )


「…ふっ、明日には治る。」


私の言葉に、少しだけ柔らかく笑った南くんに思わず目が点になりかけた。


南くん、熱のせいかな?
いつもより雰囲気が柔らかい。


「…うん。南くん体辛くない?もう入って休ん、わっ!」


私が言い終わる前にフラッとよろけた南くんの体を慌てて支えたのは良いけれど、


「み、南くん…?!」


咄嗟に南くんと抱き合う形になってしまっていることに気付いた。
ま、待って待って!!突然の事に頭が回らない。


「佑麻……いい匂いがする。」


私の肩に頭を乗せて項垂れる南くんに、内心ドキドキしすぎて鼻血でそう!!とか思ってるけど、絶対 悟られたくない〜〜。
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