南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
今日もやっぱりかっこいい南くん。
大好きで仕方ない南くん。
そんな南くんが、調理実習で他の子に優しくしているのを目撃してしまった今日。
間違いなく、悪い日に違いないよね。
これから南くん、何て言うんだろ。
そんな事を思いながらも、やっぱり大好きな南くんに見つめられて顔が赤くなるのが自分でも分かった。
「………クッキー。」
「へ?…クッキー?」
…あ。
いつもは南くんにあげてるのに、工藤くんにあげたこと…怒ってる?
いやいや、そんな訳ない。
だってそれじゃ南くんが私にヤキモチ妬いてることになるもんね。
「…やる。」
「…あぁ、南くんのクッキー……って、えぇえ!?」