南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
ま、眩しい……
青い空は雲ひとつない快晴で、
青い海はどこまでも限りなく雄大。
水平線が、分からなくなるくらい2つの青は限りなく澄んでいる。
そして、
「佑麻ちゃん!似合う〜!!可愛い!」
「ほんと!スタイルもいいし羨ましい〜!」
「そ、そうかなぁ〜っ?!」
私はクラスメイトたちにまんまと乗せられています。
だって、お世辞でも嬉しいじゃん?ス、スタイルいいなんて!
恥ずかしかったけど、思い切ってビキニにして良かったかも!なんて。
「へへへ、へへへへ。」
ニヤける。緩みっぱなし。
クラスの男子たちは、BBQの準備と言って炭起こしだったり、食材調達だったり、色々とやってくれていて
『女子は肉が焼けるまで遊んどけば?』
と、学級委員の嶋中くんが言ってくれたのでお言葉に甘えました。
あざ〜〜っす!!!
嶋中くんって、好青年で知的でサラサラな黒髪をなびかせてる、いわゆるイケメンなんだけど
冷たい印象はゼロ、むしろフワッと柔らかい優しい感じの男の子で
女子からの人気は南くんと1、2を争うくらいなんだよね。
まぁ、分からんでもない…でも
私は南くん一筋でっす!!!