南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
「み〜な〜み〜くん!」
ルンルンと、スキップで南くんのところへ駆けよれば
「っ、」
ん?一瞬すっごい眉間にシワよらなかった?
「おはよう!いい天気で良かったね!」
「…何でいんの?」
え!いやいや、同じクラスだもんいるよ!
「だって、クラス会だし…!?」
南くんの他にも男子メンバーが5人いて、ピーマンや玉ねぎを不器用ながらきっている。
「そうじゃなくて…はぁ。」
「?……あ、みんな!私やるよ!」
南くんの深いため息はいつものこと、とあまり気にせずに近くにいた男子と代わって野菜を切っていく。
ーーートントントントン
「おぉ!さすが女子っ!」
「…こ、これくらいみんなできるよ!」
何気なく作業する私を、まじまじと見つめる男子の視線に緊張してしまう。
「…っつーか、森坂 細くね?折れそう。」
「…へ?…な!そんなことない!」
ふと、近くにいた男子の手が私の腕へと伸ばされて、あと少しで触れる
そう思ったとき