南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
そのあとすぐに、南くんは私から離れて作業に戻ってしまった。
”ちゃんと前のチャックも閉めろよ”
と、どこまでも…限りなく私の体に興味がないらしい南くんに従って
チャックをあげた。
半袖パーカーとは言え、メンズパーカーは軽いワンピースのようになって
ほとんど水着を着てることを忘れてしまうほど。
でも、南くんのパーカー…
「ぐへへ…幸せ。」
安い幸せだと言われても良いもん!だって好きな人の匂いがする好きな人のパーカーを、好きな人に着てろって言われたら
ねぇ!?どうよ!?
そりゃもうニヤけるっしょ!!
「おーっし!火ついた!」
なんて、ヨダレ垂らす寸前の私に、嶋中くんの声が聞こえてきて
いよいよ、これからBBQスタートらしいです!!