南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )


そのあとすぐに、南くんは私から離れて作業に戻ってしまった。


”ちゃんと前のチャックも閉めろよ”


と、どこまでも…限りなく私の体に興味がないらしい南くんに従って

チャックをあげた。


半袖パーカーとは言え、メンズパーカーは軽いワンピースのようになって

ほとんど水着を着てることを忘れてしまうほど。


でも、南くんのパーカー…


「ぐへへ…幸せ。」


安い幸せだと言われても良いもん!だって好きな人の匂いがする好きな人のパーカーを、好きな人に着てろって言われたら


ねぇ!?どうよ!?

そりゃもうニヤけるっしょ!!


「おーっし!火ついた!」


なんて、ヨダレ垂らす寸前の私に、嶋中くんの声が聞こえてきて


いよいよ、これからBBQスタートらしいです!!
< 71 / 288 >

この作品をシェア

pagetop