南くんの彼女 ( 熱 烈 希 望 !! )
そんな私の呪いにも近い視線のせい(?)か、振り向いた南くんと目があう。
「っ、」
口パクで【バーカ】と言われても、腹が立つどころか胸がときめく。
あー、結構 重症っぽいなー。
なんて、他人事見たく考えてたら南くんはもう宮坂くんとお昼を食べ始めてしまっている。
「…アイコンタクト?」
「ん〜、って言うか悪口言われたよ。口パクで。」
そんな私たちの様子を見ていた茉央ちゃんは、にやにやと茶化してくるけど
「…2人って焦れったいよね〜!南くんもきっと佑麻ちゃんのこと気になってると思うよ?」
絶対、ないでしょ。
いやいや、そうであってくれたら!!って毎日 思って過ごしてるけど、現実そんな素振り一切見受けられないもん。