BLACK BLOOD



「いや…、大丈夫…」



この瞬間、私の中でササキのイメージが更新された。



「ササキって情緒不安定だね」


気がつけば口から漏れてた本音



「あ…。」


やばい、と思ったときには遅く、



「は?」



少し呆れたササキの顔



よかった…。怒られずにすんだ。



ホッと安心したのもつかの間、


「どうして俺にそんな大切なこと打ち明けようと思ったの?」


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