BLACK BLOOD







「これ話すと俺もお前も死ぬけどいい?」



真顔で了承を求めるササキ。




スッと何か冷たいものが体を流れてゾクゾクする。


反対に何かワクワクしている自分もいる。




「いいよ。少しくらい寿命が縮んだって。


むしろササキの方こそいいの?」




初めて人に期待した。




「死ぬならお前と一緒がいいなってなんか思う。」




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