君の笑顔を額縁に
-------------『嘘だよ、嘘。そんなわけないでしょ?もしかして、本気にした?自惚れんなよ、クズ。』

悪意しかない声が、頭のなかを駆け巡る。

『誰がお前なんか-------------』

あぁ、思い出すな。ダメだ。忘れろ。

私は、必死に記憶の中にある嫌なことを抑え込もうとした。

ベンチに座っている体をうずくまらせて、頭を抱える。

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