隣にはいつもキミ
「愛理ちゃん!大丈夫?」

私の前に居たのは葵の親友の雄輔だった。

「ッゴ。ゴメンナサイ。」

「今日はどうしたのかな?」

「っえ。っべ・・・別に何も。」

「嘘だ(笑)愛理ちゃん分かりやすい」

雄輔君には何もかもお見通しだったのだ。

「葵・・・。私のコト飽きちゃったのカナ・・・。」

私の目からは涙があふれ出てくる。

「もう。ダメなのかな・・・
 しょうがないよね!私。ガキだし・・・
 可愛くないし・・・。」

「大丈夫。葵は愛理ちゃんのこと好きだよ。」

え・・・。

どういうこと???

「そんなわけないよ。
 だって。彩さんと・・・あんなこと。」

雄輔はいきなり黙り込んだ。

「何か知ってるの?」

「彩が葵の元彼ってのは知ってるよな?」

「し。知ってる。」

「彩は生徒会長だろ?しかも金持ちの
 お嬢様・・・。」

お嬢様?!
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