隣にはいつもキミ
そう思うと、涙が一気にあふれ出てきた。

「嫌だよ。い・・・」

私は部屋を飛び出していった。



葵・・・。

あのとき私が飛び出しなんてしなければ。

葵はあんな目にならなかったのに。




そして次の日。

私は学校が終わるとすぐに病院に行った。

「葵~入るよ~」

ガララララ―。

「調子ど・・・」

私は目を大きくした。

「彩・・・さ・・ん・・・。」

「愛理ちゃん。ちょっと話があるのよ。」

そう言って彩さんは私の腕を引っ張って行き、
非常口へと連れ込んだ。

ッドン―!!!

「ったぁ・・・。」

彩さんは私を突き飛ばした。

「あんたのせいで葵が記憶をなくしたのよ!?
 何平気な顔してんのよ!!!」

「平気なんかじゃない!」

「っまぁ。あなたのおかげで
 葵と付き合うことになったけど。」


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