LOVE SMILE
―――――翌日。

「わぁ!!綺麗〜」

バスの中から見える海を見ながら私は叫んだ。

『うん。綺麗だね♪』

ゆりかが答える。

「海で半日遊んで、夜からお勉強でしょ?」

『そうだよ。』

よしッ!遊ぶぞ♪

―――――――――
みんなが水着になって海に向かう。

私は昨日の放課後に買いに行った水着を来た。
赤と白のドットのビキニ。
可愛くなるって決めたから髪はあらかじめ巻いて来てたんだ♪


今の私可愛いのかな?

やっぱり似合ってないかな・・・

なんか不安だなぁ・・・

『みかざ。』

「あ、竜也!」

『そのかっこ似合ってんな。』

「え!?あ、ありがとう!」

『・・・やっと笑った。』

「え?」

『みかざ、さっきからずっと不安そうな顔してたからさ。』

あ・・そっか・・・

「竜也!ありがとう!」

『ぷはッ!!変わりすぎ!』

「あはは!」


このとき私はちょっとだけ竜也がいい奴に見えた。
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