君のいない世界なんて


「私、お前が起きるまで学校行かないって決めたんだ。
……なんだかんだ、ずっと一緒だったしさ。お前だけがいない世界って、お前が想像してるよりもずっと、苦しいんだ」


結城の頬に触れる。
ちゃんと温かい。反応はないけれど。


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