“しちゃいけない恋”だったんです。





「うん。」



自分でも、不思議に思っていた。

あたしのこんな傷よりも、真嶋さんのことを思うと、胸が痛かった。

早く会いたい。
ちゃんとこの目で無事を確認したい。



学校が見えてくると、無意識に歩くスピードが速くなっていた。


教室に入ると、真嶋さんの姿を探す。
みんなの輪の中心にいたから、すぐにわかった。




< 125 / 265 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop