“しちゃいけない恋”だったんです。





「…っ!」



叫びそうになって、慌てて口を抑える。


……刺されたのだ。紫久礼に…。

しかも、治りきっていない傷を刺された。



「…な…んで……。」



「…悪いけど、会長の命令なんだよね。
あの男を殺せないから、妃麻梨を殺れってさ。

君のお父さんに、バレちゃいけないらしいから、学校で殺るしかなかったんだよ。」



そういうと、ナイフを抜いて、次は足を刺してきた。




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