“しちゃいけない恋”だったんです。
真嶋さん…。
声に出したつもりが、声は出てなかった。
「大丈夫かっ!?
ちょっと待てよ。」
真嶋さんは、ポケットからハンカチを出して、足の出血している部分に巻く。
それから、カッターシャツを脱いで、あたしの脇腹に巻いた。
真嶋さんは、シャツのしたに来ていたTシャツ1枚になってしまった。
季節は秋の初め頃。
こんなんじゃ、真嶋さんが風邪をひいてしまう…。
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