“しちゃいけない恋”だったんです。





「やっと笑ったな。」



「…え?」



「笑ってた方が可愛いよ。」



その言葉で、一気に体が熱を持った。
恥ずかしくて、布団を頭からかぶる。

そして、ふと思った。
せめて、真嶋さんに、身の危険を教えておいた方がいい、と。



「真嶋さん。」



あたしは、布団から頭だけを出し、真剣な顔で真嶋さんと目を合わせた。




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