君を愛さずには いられない
高岡ユリは直属の上司だった。

某商社のセキュリティ部門グローバル推進室には

俺の他に社員が8名いた。

彼女は英語の他にロシア語と仏語を話した。

どれもネイティブレベルだ。

いつも外国人を相手に奮闘している

俺の憧れのハンサムウーマンだった。

ハッとするほどの美貌と

類いまれなる完璧なボディの持ち主だ。

俺は仕事では彼女に海外との交渉のテクニック全てを徹底的に仕込まれ

プライベートではこれでもかというくらいに女の全てを叩き込まれた。

善きも悪きもだ。

公私共に狂うほど求められた。

俺は彼女を愛した。

どうしようもない程のぼせ切って舞い上がっていた。

彼女に自分の全てを捧げていた。

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