君と出会えて


『お前らいい加減にしろよ』

そして秀が続ける

『聞いてりゃ桃華のことをさんざん言いやがって』

こんな秀初めてあった時以来だ……


『俺達はなお前達みたいな最低な奴より桃華の方が大切なんだよ!』

『桃華のこと傷つけたら俺達が許さないからな!覚えとけ』

『桃華の髪はな大切な人から大切な贈り物なんだよ!この髪について一言でも文句言ってみろ、俺達が許さねぇ』

秀……。

ありがとう……。

『じゃあみんなそーゆうことで桃華ちゃんのこと傷つけんなよ』

『まぁークラスの時は俺がいっから大丈夫だけどなー』

勇人さんと拓人も秀の後に続いて言った


『後俺達お前らなんかにこれっぽっちも興味ないから、だから桃華ちゃんのこと言ったやつは手加減なしだかんな?』

少し笑い気味に翔太さんも言った


みんな……ありがとう。


『桃華、いくぞ』


秀が私の手を引いて歩く


やっぱり心配することなんてなかったな



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