君と出会えて


手を引きながら前を歩いてる秀が急にとまったので私もとまった


そして私の方を向いた瞬間

『ぐい』

私の手を引いたかと思ったら秀の腕の中にすっぽり収まった


そして



『〝俺は桃華だけ〟』



耳元でそう呟く


みるみる熱くなるのがわかる


『桃華、顔真っ赤』

秀は体を話してニヤリと笑って見せた


私の気持ち気づいてたのか……。



「バカ……………………大好き……」

『ん?なんか言った?』

私が小さく呟いた言葉は周りの人達の悲鳴によって消された


『桃華ちゃーん俺は?俺には?』

勇人さんが言ってくる

『お前はなしだ!桃華は俺の彼女だ』


なーんだ、心配することなかったじゃん


秀はやっぱ最強だ


私の不安をすぐになくしてくれるんだもん……。


こんな小さなヤキモチをね……。



< 151 / 303 >

この作品をシェア

pagetop