君と出会えて
手を引きながら前を歩いてる秀が急にとまったので私もとまった
そして私の方を向いた瞬間
『ぐい』
私の手を引いたかと思ったら秀の腕の中にすっぽり収まった
そして
『〝俺は桃華だけ〟』
耳元でそう呟く
みるみる熱くなるのがわかる
『桃華、顔真っ赤』
秀は体を話してニヤリと笑って見せた
私の気持ち気づいてたのか……。
「バカ……………………大好き……」
『ん?なんか言った?』
私が小さく呟いた言葉は周りの人達の悲鳴によって消された
『桃華ちゃーん俺は?俺には?』
勇人さんが言ってくる
『お前はなしだ!桃華は俺の彼女だ』
なーんだ、心配することなかったじゃん
秀はやっぱ最強だ
私の不安をすぐになくしてくれるんだもん……。
こんな小さなヤキモチをね……。