君と出会えて

『桃華、顔真っ赤だよ』

真っ赤になるよ。

「バカ。秀」

『ん?なんか言った?』

「なんでもなーい」

『ふーん。なら桃華からキスして?』
秀は楽しそうに笑う

「な、なんでよ……」

『えーだっていつも俺からだしさぁ。
たまにはいーじゃん』

「な、無理だよ」

『えー。ひど。桃華は俺のこと好きじゃないのかー。』

「なんでそうなるのよ」

『なら、キスして?』

「な、わかったよ!」
はぁー。やっぱり秀にはかなわない

「目とじて」
私が言うと素直に目を閉じる秀

そして顔を近づける

そしてもう少しで唇が触れそうな距離の時……

『桃華ちゃーん。秀、夕食いくぞー』
そう言って入ってきたのは勇人さん

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