君と出会えて

『桃華……それは違うぞ…』

え……?


『桃華俺達はな桃華から離れたいなんて思ってない。ずっとこれからだってな』

けどそれでも……。
私といたら……

『桃華。約束忘れたの?ずっと傍にいるって約束。俺はそれを守る為に頑張って今桃華の前にいる。桃華はそれなのに離れていくわけ?』

あの日した約束。
〝ずっと傍にいる〟
覚えてるよ。私は何を迷ってるんだ。


『俺はもしまたこんなことがあったとしても』秀はナイフで刺された場所を抑える

その傷をみて胸がチクッといたんだ

『ずっと桃華の傍にいたいって思ってるよ?てかまたこんなことがあったって絶対に俺は桃華の傍にいる。一緒に乗り越えてけばいーじゃん。俺達は桃華がいなくなる方がこんなことよりも辛いんだよ。』


あー。私はバカだ。
こんなにも私を思ってくれる人がいる。

それなのに私はなにもしてあげられない。
傍にいる。あの日の約束を守ろうと頑張ってくれてる人がいる。

私の本当の気持ち……
それは……
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