君と出会えて

『頑張れよ』
秀は最後にそうつぶやいた


『私も帰ります』
美月ちゃんが帰るうとしたので

『バン』
美月ちゃんをドアと俺とで挟んだ

「桃華ちゃん心配してたよ」
そう言うと振り返ってきた

美月ちゃんは泣いていた……

「どうして?泣くの?」

きっと俺が悪いんだ……

「そんなの……翔太くんが好きだから」
嘘だろ?

「けど翔太くんは桃華のことが好きだから、だから……」
なんだそれ。

俺はな……

< 283 / 303 >

この作品をシェア

pagetop