君と出会えて

こいつは

〝藤井 桃華〟

と言った


『名前にぴったりな髪だな』

と俺は言った


そして


『髪とか目とか関係ねーじゃん、お前はお前だろ?たったこれだけで離れてくやつなんてこっちから離れちまえよ!』


そう言った、そしたらあいつはまた泣いた


みんな〝桃華〟の髪と目を優しく笑って受け入れた

それを見て桃華はずっと泣いた
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