クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「もうお袋が作ったのか、杏が作ったのかわからないな。この玉子焼き」

私に料理を教えてくれたのは永遠のお母さんだ。

私にとっては母よりも母らしくて……実の母よりも身近な存在。

「おばさんには敵わないよ。自分で食べると違うなって思う」

「そう?美味しいよ」

それから後片付けは永遠に任せて私は着替え、彼と一緒に部屋を出てエレベーターに向かうと、思わぬ人物に出くわした。

「おはよう」

エレベーターの中で織田さんがにっこり微笑む。

何で朝から織田さん?

私が目を丸くすると、隣にいた永遠が思い出したように言う。

「ああ、織田さん隣に住んでるから」

どこまでも腐れ縁……じゃなかった。そういう情報はもっと早く言って欲しかったよ。

知ってたら昨日の夜意地でも帰ったのに……。

気まず過ぎて織田さんと顔を合わせられない。
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