クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜

そう簡単に出ていってはくれないか。

「説明が先」

「でも……会社遅れちゃう」

「早く説明すれば遅刻しない」

「……はい」

永遠の冷たい目が怖くて、私は畳の上に座る。

「どうしてこんなとこに住んでるわけ？しかも一階の角部屋なんて女の子が住むには危険なのわかってるよね？」

永遠の言うことはもっともだと思う。

私が選ぶならこんな部屋は選ばない。

「……私だって好きで住んでるんじゃないよ。急に転勤が決まって、前の上司に寮も引越し業者も手配済みだって言われて引っ越してみればここで……。引き継ぎで寮を下見する時間なんてなかったし、仕方なかったの！」

永遠に一方的に責められて私は逆ギレした。

だが、彼は更に私を責め立てる。