クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「問題なのは部屋だけじゃない。外にも女物の洗濯物干しっ放しにして、襲って下さいって言ってるようなもんだよ」

厳しい口調。

まだ父親に説教される方がマシだ。父ならもっと穏やかに注意する。

「下着は部屋の中にちゃんと干してる」

私は頬を膨らませながら弁解した。

「女物の洋服が干してある時点でアウトだよ。窓なんて開けてたらすぐに浸入される」

「そこはちゃんと気をつけてます」

窓の鍵だって忘れずにちゃんと閉めてる。

「信用出来ない。杏には無理だよ。ここに住むのは危険過ぎる」

安全性に乏しいのはわかっているけど、永遠に厳しい口調で指摘されると凄く腹が立った。

「私だってずっと住もうとは思わない。仕事が落ち着いたら別のアパート探して引っ越すから」

「それっていつ？来年？それとも再来年？」

私に向けられる氷のように冷たく鋭い視線。

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