クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「それは、今、杏ちゃんが精神的に疲れてるからだよ。湊に加担して結果的に杏ちゃん追い込んでごめん」
気遣わしげに言って、織田さんが私に頭を下げる。
「……もういいんです。気にしないで下さい」
織田さんが協力しなくても、きっと私は異動になっていただろう。
湊さんは決めたことは必ずやる人なのだから。
「今年の初めまでは杏ちゃんのことはすっかり忘れてたんだ。湊の口から君の名前、ずっと出てこなかったし。でも、正月に湊に会った時、杏ちゃんの名前が出てね。永遠の側にいさせるために協力しろって言われてさ、最初は断ったけど永遠のことが心配で湊に協力したんだ。杏ちゃんの前任者は問題ありの子だったし」
つまり……湊さんは私と永遠をくっつけようとしたんだ。
でも、永遠が心配という織田さんの言葉がひっかかった。
永遠は優秀な研究員のはず。病気がちでもないし、何の問題があったというのだろう。
気遣わしげに言って、織田さんが私に頭を下げる。
「……もういいんです。気にしないで下さい」
織田さんが協力しなくても、きっと私は異動になっていただろう。
湊さんは決めたことは必ずやる人なのだから。
「今年の初めまでは杏ちゃんのことはすっかり忘れてたんだ。湊の口から君の名前、ずっと出てこなかったし。でも、正月に湊に会った時、杏ちゃんの名前が出てね。永遠の側にいさせるために協力しろって言われてさ、最初は断ったけど永遠のことが心配で湊に協力したんだ。杏ちゃんの前任者は問題ありの子だったし」
つまり……湊さんは私と永遠をくっつけようとしたんだ。
でも、永遠が心配という織田さんの言葉がひっかかった。
永遠は優秀な研究員のはず。病気がちでもないし、何の問題があったというのだろう。