クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
永遠は女性とベタベタするタイプじゃない。きっと織田さんが気づいていないだけだ。

あの人には頻繁には会えないはずだもん。

それに……永遠に『好きだ』なんて言えるわけがない。

同じ職場で……しかも隣の席なのに……フラれたらどこに逃げればいいのよ。

「それが出来れば苦労しません!」

ジトッと上目遣いで織田さんを睨むと、私はそっぽを向いた。

十代の頃だって、幼馴染みの関係を崩したくなくて我慢してたんだ。

側にいれればいいって思ってて……。

「杏ちゃんが言わなければ、僕が永遠に言っちゃうかもよ」

織田さんの意地悪な発言にギョッとなった私は、目を見開きながら再び彼に目をやった。

“さて、どうする?”

彼の目はそう私に問いかける。

この人は……ホントにもう!

「いい性格してますよね。私、この想いは墓場まで持っていきますから!」
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