クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜

普段気さくに話してくれるけど、みんな凄いことをやっている人達なのだ。

「織田さ～ん、本多さ～ん」

坂田君が右手に書類を持ち、息急ききって実験室に現れる。

「坂田、お前走って来ただろ？小学生じゃないんだから廊下は走るなよ」

織田さんが坂田君の頭をげんこつで挟んでグリグリする。

「す……すみません～。もうしません。織田さん……痛い……れす」

「痛くないと意味ないだろうが」

織田さんは高笑いしながら最後に坂田君の額を強くデコピンする。

「いてっ！」

坂田君が呻き声を上げながら額を押さえると、織田さんが坂田君の手から書類を奪った。

「機材の搬出リストやっと出来たか。本多、これ漏れがないか確認して。漏れがなければ、これで搬出する」