クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「織田さんはチェックしないんですか?」


「しないよ。お前の方が完璧にわかってるだろ?」

「いい加減な上司ですね」

永遠が溜め息交じりの声で呟くと、織田さんはフッと微笑した。

「部下を信用してるって言って欲しいな」

「織田さん、このリスト俺の自信作なんですけど」

坂田君が目を輝かせながら自信満々に言うが、次の永遠の一言で撃沈した。

「坂田、スペアパーツ抜けてるけど」

坂田君のリストにサッと目を通した永遠が、すぐに抜けを指摘する。

数秒の沈黙。

「どこが自信作だ。聞いて呆れるわ、このアンポンタン」

織田さんが頭に手を当て空を仰ぐ。

「アンポンタンさん、お帰りなさい」
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