クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
助かった。

ホッとして肩を撫で下ろすと、男が体勢を立て直し再び永遠に襲いかかる。

「永遠、危ない!」

私が叫ぶと同時に後ろにいた織田さんが動いて、男の顎を思い切り蹴り上げた。

ガツンという大きな音がして、空き巣男が数メートル後ろに吹っ飛ぶ。

「懲りない奴。警察も呼んだから」

織田さんが男に向かって勝ち誇ったようにそう告げると、男は床に突っ伏したまま悔しそうに歯軋りした。

「くそっ!」

「いい加減状況理解したら?頭の悪い奴は女の子にモテないよ」

織田さんは突き刺すような鋭い視線を男に投げると、男の頭を踏みつける。
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