クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「……織田さん、大丈夫です。……今日は迷惑かけちゃってすみ……‼」

私が頭を下げようとすると、織田さんがポンと私の額を軽く叩いて止めた。

「杏ちゃん、“ありがとう”でいいんだよ」

織田さんの目がとても温かくて、胸にジーンときた。

「織田さん、ありがとうございます」

自然と笑顔になって、織田さんに向かって微笑む。

「うん。杏ちゃん、それでいいよ。じゃあ、永遠、また明日」

織田さんは私に向かって満足げに頷くと、永遠に目を向け手を振る。

「はい。織田さん、お休みなさい」

永遠も織田さんと目を合わせ軽く頷く。

空き巣のことには触れず、普段と変わらない様子で私達は別れた。

「ほら、入って」

永遠に背中を押され部屋に入り、リビングに向かう。
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