クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
どれくらいシャワーに打たれていたのだろう。

私を心配して様子を見に来たのか、気づけば永遠がガシャとドアを開けて入ってきて、シャワーを止めると私をバスタオルでくるんで抱き締めた。

「大丈夫だから。俺がいるよ」

私の涙が止まるまで永遠は私を抱き締めていて、私が落ち着くと彼は私が服を着るのを手伝った。

髪は永遠がドライヤーで乾かして……私はまるで幼児のようにされるがままになっていた。

永遠に連れられリビングに戻ると、ソファに座らされた。

「ちょっと待ってて」

私に声をかけて永遠がキッチンに行き、しばらくするとマグカップを持って戻って来てソファの前のテーブルの上に置いた。

甘い匂いがリビングに広がる。

私の好きなミルクココアの匂いだ。
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