クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
ちなみに、姉の前のイメージキャラクターは母だ。

自分は養女なんじゃないかと疑ったこともある。

「……何でそんな意地悪ばっかり言うの?」

私は拗ねた口調で言って永遠を睨んだ。

「あのキスが原因で実家にもほとんど帰らず、俺と楓さんを避けてたんでしょ?楓さんとも話をしたら?誤解のないように言っておくけど、楓さんが俺の恋人だったことはないから」

「本当に?」

ずっと永遠と姉が恋人同士だと思い込んでた私は、思わず聞き返す。

「今も昔も俺が興味があるのはロボットと杏だけ。他はいらない」

「でも……お姉ちゃんは私なんかよりずっと美人で頭も良くて……」

「もう楓さんの話はいい。俺は杏がいいんだよ。もっと自分に自信を持ったら?」

愛しげにそう言うと、永遠は顔を近づけ私を黙らせるために口付ける。

最初は軽く触れ合うだけのキスが次第に深くなって……。

「と……わ……くる……しい」
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