クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
息も絶え絶えに永遠に訴えると、彼はクスリと笑って短くアドバイスする。

「鼻で息して」

……鼻で息していいんだ。

そう理解したのはいいが、永遠が貪るようにキスをしてきて頭の中が真っ白になった。

永遠のキスに応えるのに必死で、もう何も考える余裕なんてない。

獣のように本能の赴くまま激しくキスをする。

自分がこんなに大胆になれるなんて思わなかった。

危険な目に遭ったし、いつもの自分ではないのかもしれない。

キスを終わらせると、永遠は私を抱き上げて寝室に向かう。

キスは序章に過ぎない。

お互いキスよりも深く相手を求めようとしていた。

ベッドに私を下ろすと、ベッドサイドの明かりをつけ、着ていた上着を脱ぎ捨てた。

薄明かりの中でもはっきりわかる。
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