クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
ピコ、自分で充電台まで行ったよ。なんて賢いんだろう。

「人で言うと睡眠と一緒かな。六時間この状態で充電して、十二時間は連続稼働する」

「半日も?永遠は凄いね。こんな優秀なロボット作っちゃうなんて。自分の夢を叶えてるじゃない。私には何にもなくて……永遠が羨ましい」

「杏にも夢があったよね?幼稚園の時、七夕の短冊にお嫁さんになりたいって書いてた」

幼稚園の七夕の短冊?

ああ……そう言えば、そんなことあったかも。

「……よく覚えてるね。あんな小さい頃のことなのに」

私が感心してそう言葉を漏らすと、永遠は私の頬にそっと手を当てた。

「杏のことは何でも覚えてる」

永遠の真剣な眼差しに心臓がトクンと跳ねる。

「俺と結婚して、お嫁さんになってよ」
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