クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「サンキュ、坂田。あと、昨日の実験データ俺に転送しといて」

「了解です」

坂田君は永遠の目を見て返事をすると、真面目モードの顔になりキーボードを高速で叩いて仕事に集中。

「じゃあ、さっさと終わらせようか?三分もかからないよ」

永遠が私に目を向けると、彼の視線を受け止め小さく返事をした。

「はい。お願いします」

凄く気まずい。でも、三分の我慢だ。あっという間に終わるはず。

「まずは顔の写真撮るからそこの壁の前に立ってくれる?」

永遠が近くの壁を指差し、私は言われるまま壁の前に立つ。

「撮るよ」

永遠がスマホを構えるが、スマホをじっと正視するのに苦労した。

彼の目に私はどんな風に写っているのだろう?

ただの幼馴染み……それとも同僚?
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